ジャイアント・シュナウザー

ジャイアント・シュナウザー(Giant Schnauzer)は、イヌの品種のひとつで、ドイツ原産のシュナウザーの一種。

歴史

ドイツのヴァイエルン地方の牛飼いが、大きく力強い牛追い犬を目指してネズミ狩り犬だったスタンダード・シュナウザーにグレート・デーン、ブービエ・デ・フランドル、さらにパワフルさを加えるためにロットワイラーなどを交配して作り出された。 長い間ミュンヘンの周辺で畜牛を市場までつれてゆく役割をしていたが、19世紀になると運搬は鉄道に取って代わられ、牛追い犬としての仕事はなくなってしまった。 しかし、今はその大胆不敵な性格から番犬として使われたり、そのりりしい外見からショードックとして用いられている。

特徴

長い眉毛、口ひげ、あごひげが印象的である。筋肉質の体で体色はブラックまたはソルト&ペッパー。 普通は断耳・断尾をされるがしないことも多い。体高はおよそ59cmから70cmで、体重はおよそ32kgから35kg(オス・メスとも)。基本的に健康だが、関節炎にかかりやすい。 性格は頭がよく従順だが大胆である。

ブラック・ロシアン・テリア

ブラック・ロシアン・テリアは、ロシア原産の軍用・警察用の犬種である。テリアの名を持つがテリアではない。別名ロシアン・ベア・シュナウザーと呼ばれる。

ロシアで優秀で強靭な軍用犬種を生み出すだめに、1950年代ごろから作出プログラムが始まった。この犬種の基礎犬として利用されたのは当時最も優秀な犬だったジャイアント・シュナウザーの雄犬、ロイ号である。今のブラック・ロシアン・テリアがシュナウザーに似ているのは彼の血を強く受け継いでいるからである。

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このロイ号をエアデール・テリア、ロットワイラー、ニューファンドランド、イースト・ヨーロピアン・シェパード、コーカシアン・シェパード・ドッグ、ボルゾイ、グレート・デーン、モスクワン・レトリーバー、ロシアン・ライカの雌犬と掛け合わせ、その交配によって生まれた仔犬が元となっている。なお、ロイ号の嫁ともいえる上記の犬種たちの数は150~300頭にも及ぶといわれている。もちろん、交配は何年にも及んだことはいうまでもない。1980年には犬種として容姿、性格、大きさなどが固定され、1981年にはFCIの公認犬種になった。

現在は軍用・警察用としてだけではなく、民間の番犬やペットとしても人気が出てきている。大型の割りにそれほど運動量が多くはないのもそれを加速させた理由のひとつである。